日本歯科大学 新潟生命歯学部

大学紹介

小児歯科学講座

所属構成員等

小児歯科学講座イメージ教授/関本恒夫
准教授/下村-黒木淳子*1,2、田中聖至*1, 2
助教/松田貴絵*1
非常勤講師/梅津英裕、馬場宏俊、中山寿賀子
秘書/牛腸由起子

(*1日本小児歯科学会専門医、*2日本小児歯科学会指導医)

研究テーマ

当講座の現在の研究テーマは大きく4つある。下村-黒木を中心とした研究としては、基礎および臨床の2つの方向からのアプローチを行っている。小児歯科の臨床とも関わる歯の正常な発育と萌出には、歯胚形成に呼応した歯周組織と歯槽骨の改変が必須であり、組織学的に基質改変機構が重要となる。そこで1つめの研究テーマは基礎的研究として、歯の発生機序の解明、正常な骨改造やメカニカルストレスに対する破骨細胞の活性機序、ならびに骨芽細胞の機能調節や細胞分化における研究を進めている。また2つめの研究テーマは臨床的研究であり、主に口腔疾患リスクファクターに関する検討を行っている。3つめの研究テーマは田中を中心として眼球運動計測による視知覚に関する研究を行っており、視知覚における情報処理系、すなわち視覚素材観察時の眼球運動パターンを解析し、特徴的な視知覚認知パターンの発見を目指している。4つめの研究テーマは歯科医学教育である。質の高い歯科医師養成のための教育手法について継続的に研究を展開する。

学生教育

 小児歯科学は在学中の各学年において広く講義・実習を行っている。初年時では「ヒトの一生」において無歯期から永久歯列完成までの口腔内の変化や小児の成長発育の講義を行い、「ファンダメンタルスキル実習」では医療人としての関わり合いなどの実習を行っている。3・4年生にて「小児歯科学」として総論から各論まで症例を提示しながら多角的に講義を行っている。臨床基礎実習として「小児歯科学実習」を行っており、モデル患児の一口腔単位の治療を学べるカリキュラムを組んでいる。臨床実習では従来とおり新潟病院小児歯科・矯正歯科と連携して、来院患者に治療を行う診療参加型の実習を遂行している。加えて、障害児・者センター、保育園および幼稚園でのフィールド実習にも参加してもらうことで、幅広く学べるシステムとなっている。

その他

小児歯科専門医受験に必要な知識と技能の教育を行う。

小児歯科学講座 研究年報


2012年

馬場篤子,渥美信子,林-坂井幸子,平野慶子,人見さよ子,小田訓子,下村-黒木淳子(7番)(14名).日本小児歯科学会に属する女性小児歯科医への本音トークアンケート結果.小児歯誌2012;50(5),383-392.

小松崎明,小野幸絵,江面晃,藤井一維,田中聖至.新潟,富山,山形県下での歯科診療所ホームページの活用状況に関する検討.日歯医療管理誌2013;47(4),257‐262.

鈴木広幸,中里孝宏,菅原勝人,小野実,秋元英典,飯塚哲也,田中聖至(10番)(13名).休日救急歯科診療所における障がい者歯科診療の実態-震災後の対応とその影響を含めて-.障歯誌2012,34(1),57-63.

Matsuda K, Haga-Tsujimura M, Yoshie S, Shimomura-Kuroki J. Characteristics of alveolar bone associated with physiological movement of molar in mice: a histological and histochemical study. Odontology; DOI 10. 1007/s10266 012-0093-y.

2013年

Komatsuzaki A, Kobayashi Y, Ono S, Tanaka S. Risk Factors for Caries of Permanent Teeth in Japanese Infants:A Cohort Study. J Dent Hlth 2013;63:436-443.

小松崎 明,小野幸絵,藤井一維,江面 晃,田中聖至:歯科診療所ホームページの活用状況に関する検討-第2報東京都での調査結果-.日本歯科医療管理学会雑誌2014;48(4):256-261.

Endo T, Komatsuzaki A, Kurokawa H, Tanaka S, Kobayashi Y, Kojima K. A two-colored chewing gum test for assessing masticatory performance: a preliminary study. Odontology 2014 Jan; 102(1):68-75.DOI10.1007/s10266-012-0089-7.

Kuroki H, Miyagawa Y, Shimomura-Kuroki J, Endo T, Shimomura H. Identification of marker proteins by orthodontic treatment: relationship of RANKL in the gingival crevicular fluid and of amylase in whole saliva with orthodontic treatment. Odontology, DOI 10.1007/s10266-013-0121-6.

田中聖至,竜 佑宗,関本恒夫,小野幸絵,小松崎 明:幼児のカリエスリスクに関する研究,歯学101秋季特集号:60-65,2013.

田中聖至:日本歯科大学新潟生命歯学部からの報告,小児歯科臨床,13:75-76, 2013.

黒木淳子:第51回日本小児歯科学会女性小児歯科医委員会企画シンポジウム「子どもの心」によせて,小児歯科臨床,18(8);35,2013.

村中由紀子,荻野美佐子,岡本雅子,宮本信也,黒木淳子:第51回日本小児歯科学会女性小児歯科医委員会企画シンポジウム「子どもの心」総合討論,小児歯科臨床,18(8);31-34,2013.

下村淳子:ヒト副甲状腺ホルモン受容体の機能異常による骨・軟骨異常,平成24年度文部科学省科学研究費補助金(若手研究B)研究成果報告書,2013.

2014年

2014年_小児歯科学講座 (PDFファイル)

【原 著】

Endo T, Ishida R, Komatsuzaki A, Sanpei S, Tanaka S, Sekimoto T. Effects of long-term repeated topical fluoride applications and adhesion promoter on shear bond strengths of orthodontic brackets. Eur J Dent. 2014; 8:431-436.

小野幸絵,小松﨑 明,鴨田剛司,田中聖至,藤井一維,小松﨑 豊:学校歯科健康診断の未受診率と学校歯科保健活動の実施状況との関連性について,日本歯科医療管理学会雑誌, 49:210-214,2015

鴨田剛司,小野幸絵,小松﨑 明,田中 彰,黒川裕臣,江面 晃,島田路征,白野美和,田中聖至:市町村と連携した地域歯科保健フィールド実習に関する検討,日本歯科医療管理学会雑誌,49:215-221,2015.

【報告・紀要】

下村淳子:ヒト副甲状腺ホルモン受容体の機能異常による骨・軟骨異常,平成24-25年度文部科学省科学研究費補助金(若手研究B)研究成果報告書,2014.

下村-黒木淳子:子連れ留学体験記in Helsinki①フィンランドの概略とヘルシンキでの新生活について,小児歯科臨床,19:86-87,2014.

下村-黒木淳子:子連れ留学体験記in Helsinki②フィンランドの夏,小児歯科臨床,19:86-87,2014.

下村-黒木淳子:子連れ留学体験in Helsinki③ヘルシンキ大学のPhD studentsについて,小児歯科臨床,;20:72-73,2014.

2015年

【著 書】

1) 関本恒夫, 島田路征 (分担) : 第9章 小児への歯科的対応. 新谷誠康, 関本恒夫 : 小児歯科学ベーシックテキスト. 1版, 永末書店, 京都, 2015, 161-171. ISBN978-4-8160-1297-6.

2) 関本恒夫 (分担) : 第17章 咬合誘導. 新谷誠康, 関本恒夫 : 小児歯科学ベーシックテキスト. 1版, 永末書店, 京都, 2015, 313-321. ISBN978-4-8160-1297-6.

3) 関本恒夫, 田中聖至 (分担) : 第10章 診察・検査・治療計画. 新谷誠康, 関本恒夫 : 小児歯科学ベーシックテキスト. 1版, 永末書店, 京都, 2015, 173-182. ISBN978-4-8160-1297-6.

関本恒夫 (編集) : 小児歯科学ベーシックテキスト. 1版, 永末書店, 京都, 2015. ISBN978-4-8160-1297-6.

関本恒夫 (編集) : 小児歯科学クリニカルテキスト. 1版, 永末書店, 京都, 2015. ISBN978-4-8160-1298-3.

【原 著】

Nashida T, Yoshimura K, Yoshie S, Mizuhashi F, Shimomura-Kuroki J. Upregulation of Bpifb1 expression in the parotid glands of non-obese diabetic mice. ☆◇Oral Diseases. 2016; 22: 46-52. doi : 10.1111/odi.12377.

冨田優也, 秋山麻美, 田中聖至, 佐野公人. 装着式眼球運動測定装置TalkEye Liteを用いたミダゾラム使用静脈内鎮静法の覚醒判定に関する研究. ◯日歯麻誌. 2015; 43: 323-331. (学位論文)

宮崎晶子, 佐藤治美, 三富純子, 土田智子, 筒井紀子, 元井志保, 田中聖至 (10th) (10 authors). ヒューマンエラー削減のための効果的な教育法の研究 眼球運動からみたラバーダム防湿法実習の教育効果の分析. ◯日衛教会誌 . 2015; 6: 2186-3881.

Sanpei S, Ishida R, Sanpei S, Endo S, Tanaka S, *Endo T. Patterns of bilateral agenesis of maxillary third molars and agenesis of other teeth. ☆◎Odontology. 2016; 104: 98-104. doi : 10.1007/s10266-014-0185-y.

2016年

【著 書】

田中聖至 (分担) : 4章 検査・診断・治療用機器 15.小児歯科用機器. 全国歯科衛生士教育協議会監修 : 最新歯科衛生士教本 歯科機器. 1, 医歯薬出版株式会社, 東京, 2017, 167-171. 978-4-263-42850-4.

【原 著】

坂井幸子, 坂本信, 林孝文, 坂井淳, 下村-黒木淳子, 梨田智子. マイクロCTによる脱落歯のミネラル密度評価-低フォスファターゼ症例への応用-. ◯実験力学. 2016; 16: 122-126.

Hasegawa Y, Ninomiya K, Fujii K, Sekimoto T. Emotional inteligence score and performance of dental undergraduates. ☆◎Odontology. 2016; 104: 397-401. doi : 10.1007/s10266-015-02119-0.

Hirakata C, Sanpei S, Sanpei S, Tanaka S, Endo T, Sekimoto T. Symmetrical agenesis of the mandibular third molars and agenesis of other teeth in a Japanese orthodontic population. ☆◎J Oral Sci. 2016; 58: 171-176. doi : 10.2334/josnusd.15-0607.

*Shimomura-Kuroki J, Farooq M, Sekimoto T, Amizuka N, Shimomura Y. Characterization of a PTH1R missense mutation responsible for Jansen type metaphyseal chondrodysplasia. ☆◎Odontology. 2017; 105: 150-154. doi : 10.1007/s10266-016-0247-4.

外部研究費


2010年

1)文部科学省科学研究費補助金,若手研究B(継続),下村淳子(代表):変異型副甲状腺ホルモン受容体トランスジェニックマウスの受容体機能異常と軟骨異常

2)平成22年度 新潟市と8大学との「食育・健康づくり」をテーマとした連携事業分担金(継続),下村淳子,田中聖至:食育指導教材・プログラム開発業務

2011年

文部科学省科学研究費補助金,若手研究B(新規),下村淳子(代表):ヒト副甲状腺ホルモン受容体の機能異常による骨・軟骨異常

2012年

文部科学省科学研究費補助金 若手研究B(継続),下村淳子(代表),ヒト副甲状腺ホルモン受容体の機能異常による骨・軟骨異常.

2013年

平成25年度 文部科学省科学研究費補助金,若手研究B(継続),下村淳子(代表):ヒト副甲状腺ホルモン受容体の機能異常による骨・軟骨異常

2014年

平成26年度 学術研究助成基金助成金,基盤研究C(新規),2014~2016年度,歯科医学教育の効率化に向けた視知覚認知パターンの解析,田中聖至(代表),平成26年度 2,990千円(総額4,810千円).