日本歯科大学新潟生命歯学部 医の博物館

展示品ギャラリー

手回し式遠心鋳造機

手回し式遠心鋳造機

フィラデルフィア歯科医学校を卒業したアメリカのタガート(1855-1933)は、1907年に空気圧鋳造機を使用して現在の鋳造法を確立した。

遠心力を利用した鋳造法も同じころに開発されたが、写真は最も簡単な原理の鋳造機で、鋳造リング・鎖・木製ハンドルで構成されている。

加熱した鋳造リングのルツボ部で金属を溶解したのち、ハンドルを軸に手で回転させたことから「クサリ鎌式」鋳造機との異名があったという。