展示品ギャラリー
口中清涼剤「カオール」
口中清涼剤「カオール」
現在も販売されている口中清涼剤のカオール=KAOLは和漢の生薬を配合して明治32年(1899)から発売されたという。
名作『伊豆の踊子』は大正15年、川端康成26歳のときの作品で、それぞれの時代の青春スターにより、何度か映画やテレビでドラマ化されている。小説では最後に、踊り子の兄である栄吉と主人公の一高生(現在の東京大学教養課程生)との会話の中で、
「...町は秋の朝風が冷たかった。栄吉は途中で敷島四箱と柿とカオールという口中清涼剤とを買ってくれた。
『妹の名が薫ですから』と微かに笑いながら言った。」
という一節がある。