歯科衛生学科
国家試験合格率98.0%、就職率100%、専攻科でさらなるグレードアップも
常に先を見すえる教育を展開しています
日本歯科大学新潟短期大学は、全国の短期大学歯科衛生学科に先駆けて、平成14年度より修業年限を3年制に変更しました。それは、近年の歯科医療の目標が病気の治療から予防へ、さらに口腔保健の向上へと変化し、歯科衛生士の役割がますます重要になってきているからです。
歯科衛生士の業務は、これまでの3大業務と呼ばれてきた歯科保健指導・歯科予防処置・歯科診療補助に加え、訪問歯科診療や口腔ケアはもちろんのこと、摂食・嚥下が困難な方への対応など多岐にわたっています。そのため本学では、外部施設における実習や講義など、学習環境およびカリキュラムの充実化を図り、地域社会に貢献できる歯科衛生士の養成を目指しています。
こんな資格や技能が取得できます
- 歯科衛生士(受験資格)
歯科衛生学科卒業と同時に国家試験受験資格が得られます。教育スタッフの強力なサポートで、合格に向かってまっしぐら! - 短期大学士(歯科衛生学)
歯科衛生学科卒業と同時に取得できます。 - コミュニケーション検定※
歯科衛生士として大切なのは人間関係であり、コミュニケーション能力は必須です。本学ではそのためカリキュラムにコミュニケーション検定を組み込んでいます。 - Word検定・PowerPoint検定※
職種を問わず、仕事では基礎的なコンピュータでの文章・プレゼンテーション作成スキルは不可欠です。半年間の演習により、初心者でもWord検定とPowerPoint検定を受験可能なものにし、多くの学生が合格しています。 - ケア・コミュニケーション検定(第2、3学年選択授業)※
「医療や介護のケアや支援を受ける人」と「それらを提供する人」とのコミュニケーションについて学びます。
1年次のコミュニケーション検定のステップアップとして、ケア・コミュニケーション検定を受験します。 - 医療保険事務(第2、3学年選択授業)
単独でも、もちろん歯科衛生士資格と合わせれば、今もっともニーズの多い資格です。本学ではカリキュラムに組み込まれており、医療保険技能審査試験(歯科)が受けられ、多くの学生が在学中に資格を取得しています。
※本学は、(株)サーティファイが主催する資格検定試験団体受験において優秀な成績を収めたとして、2019年度の優秀受験団体4位表彰、2020年度の優秀受験団体3位表彰、2021年度の優秀受験団体3位表彰に続き、2022年度の優秀受験団体2位に表彰され、4年連続で表彰されています。
特技も身につけよう
- 国語表現(第1学年必修授業)
情報を読み取り、発信する能力は歯科衛生士として仕事をする上で必要不可欠です。 - 手話(第2学年選択授業)
耳の不自由な患者さんには、手話を使える歯科衛生士さんはどんなに頼りになることでしょう。
歯科衛生学科 第1学年
基礎分野として、国語表現、英語、生物学などを学びます。これらの教科は高校でもなじみのあるものですが、ここでは、医療人としての教養と豊かな人間性を培うことを、学習の目的としています。
そして、解剖学、病理学、生理学、微生物学などの基礎歯科医学の世界と初めて出会います。 歯科保存学、歯科予防処置などという科目名からは、どんな学問か想像できるでしょうか。これらの講義と実習をかさねて、いよいよ歯科衛生士 業務に直結する臨床歯科医学へと足を踏み入れるのです。
また、入学後すぐに歯科衛生士としての身だしなみ・心構えを学ぶ、講義を行います。さらに、歯科衛生士業務を円滑に行うために基本となる「話す」「聴く」ことを学ぶコミュニケーションの授業もあります。前期( 5 月〜 6 月)の期間中には「早期体験実習」があります。この実習では、 医療人としての「奉仕の心」を学ぶために、新潟病院にて医療現場を体験します。
- コンピュータ演習
- 接遇・コミュニケーション技法
- 生物学
- 生化学
- 英語
- 国語表現
- 解剖学
- 組織学
- 口腔解剖学
- 口腔解剖学実習
- 生理学
- 病理学
- 微生物学
- 薬理学
- 歯科理工学
- 衛生学・公衆衛生学
- 口腔衛生学・衛生統計学
- 衛生行政・社会福祉
- 栄養・食生活概論
- 歯科衛生士概論
- 歯科疾患の科学
- 歯科保存学
- 歯科放射線学
- 歯科麻酔・全身管理学
- 歯科保健指導論
- 歯科保健指導実習Ⅰ
- 歯科予防処置実習Ⅰ
- 歯科予防処置論
- 歯科診療補助論
- 歯科診療補助実習Ⅰ
- 歯科衛生士基本技術実習Ⅰ
- 本試験(前学期、後学期)
- 総合試験
歯科衛生学科 第2学年
前期(4月〜9月)は、医療心理学などの基礎的分野の教科に加えて、 矯正歯科、小児歯科、口腔外科、高齢者歯科などの臨床歯科医学と、歯科衛生士の主要3科である歯科予防処置、歯科保健指導および歯科診療補助を本格的に学びます。
後期(10月〜3月)に入ると、いよいよ日本歯科大学新潟病院での臨床実習がはじまります。患者さんを通して自分の技能を磨きます。病院には歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士、臨床研修医などが働き、新潟生命歯学部実習生や本学実習生が臨床実習に専念しています。そして、もちろん大勢の患者さんがいらっしゃいます。病院は大学でありながら一般社会でもあることを自覚し、医療スタッフの一員として実習にはげみましょう。 臨床実習の期間中も、大学や外部の施設で、講義や実習があります。
- 医療心理学
- 歯周治療学
- 歯科補綴学
- 口腔外科学
- 小児歯科学
- 歯科矯正学
- 障害者歯科学
- 高齢者歯科学
- 臨床検査学
- 看護学概論
- 看護・介護実習
- 歯科保健指導実習Ⅱ
- 歯科予防処置実習Ⅱ
- 歯科診療補助実習Ⅱ
- 病院実習・臨床実習Ⅰ
- 手話(選択)
- 日本文化(選択)
- 医療保険事務Ⅰ(選択)
- ケアコミュニケーション演習Ⅰ(選択)
- 専門歯科治療概論
- 歯科診療補助論
- 歯科衛生士基本技術実習Ⅱ
- 社会福祉論
- 本試験(前学期・後学期)
- 総合試験
歯科衛生学科 第3学年
前期(4月〜9月)は、2年次に引き続いて臨床実習が行われます。すでに半年の実習を経て、病院にも慣れて要領もわかってくる時期になります。実習内容も診療室の雰囲気も把握できていますが、こんなときこそミスに気をつけ、気持ちを引き締めましょう。
外部での実習は、幼稚園・保育園実習があります。将来を担う子どもたちに、お口の健康、歯みがきの大切さを教え、健やかに育つことを支援します。また、夏休み頃から就職活動が始まります。
後期(10月〜3月)には、短期大学で歯科衛生士国家試験対策の講義を受けます。これまでに学んだことの復習と体系化を通して国家試験に備えます。
12月〜1月に2回の総合試験、2月初旬に卒業試験、3月初旬に国家試験があります。卒業式は3月上旬です。
- 歯科臨床実習
- 病院実習・臨地実習Ⅱ
- 医療保険事務Ⅱ(選択)
- ケアコミュニケーション演習Ⅱ(選択)
- 歯科衛生研究概論(選択)
- 歯科診療補助実習Ⅲ
- 解剖学
- 生理学
- 病理学
- 微生物学
- 薬理学
- 口腔衛生学
- 衛生学・公衆衛生学(※)
- 栄養・食生活指導
- 歯科保存学
- 歯周治療学
- 歯科補綴学
- 口腔外科学
- 歯科麻酔学・全身管理学
- 小児歯科学
- 矯正歯科学
- 臨床検査学
- 歯科放射線学
- 歯科保健指導論
- 歯科予防処置論
- 歯科診療補助論
- 口腔解剖学
- 生化学
- 高齢者歯科学
- 障害者歯科学
- 前学期本試験
- 統合試験
- 卒業試験
※含む衛生行政・社会福祉