日本歯科大学 新潟生命歯学部

学生国際交流

第27回 姉妹校(UBC・UW) 交換学生滞在記 (2015年)

日本歯科大学の姉妹校交換学生制度は,国際交流への啓発と国際的視野の涵養を図ることを目的として,1986年(昭和61年)に始まりました。毎年,3月にアメリカ・シアトルのワシントン大学(UW)と姉妹校であるカナダ・バンクーバーのブリティッシュコロンビア大学(UBC)を本学生命歯学部と新潟生命歯学部の5年生から選ばれた6名の学生が訪問しています。そして,7月下旬にUBCからの訪問学生を受け入れ,相互に研修と親睦を図る本学独自の教育システムです。

今年は3月7日に成田空港を出発しました。3月9日は、2014年10月からUWに留学している原田光佑先生(93回卒)のご紹介で、シアトルで開業している大谷恭史先生の診療所を訪ねました。日米間の診療システムの違いなどを話して下さり、学生達は熱心に聞いていました。翌10日はUW歯学部を訪問し,午前中はDaniel Chan教授の案内で,学生実習室,歯科病院診療室,医科病院を見学しました。UWの学生らと昼食を摂った後、午後からは原田先生に,UWキャンパス内の桜の木がある公園や歴史的建造物である図書館等を紹介して頂きました。その日の夕方シアトルを出発し、バンクーバーへ向かいました。

バンクーバー空港では,UBC国際交流プログラム責任者のRavindra Shah先生と学生達が出迎えてくれました。バンクーバー滞在中は,学生の自宅にホームステイをさせて頂きました。ホームステイ先では学生とそのご家族から暖かく心のこもったもてなしを受け,交流を深めることができました。UBCの研修プログラムでは,歯内治療学と麻酔学の講義に参加し,歯学部附属病院で学部2年生と3年生の臨床基礎実習や診療,専門外来やエックス線撮影室を見学しました。研修プログラム修了後の数日間は,UBCの学生達とバンクーバー市内の観光名所をまわりました。18日にはUBCの先生方と夕食を共にし、Charles Shuler歯学部長から修了証書を授与されました。そして20日の朝,空港まで見送りに来て下さったUBCメンバーと再会を約束し、21日に無事日本に戻りました。
 
帰国してから4ヶ月後の7月27日にUBCの学生達が成田空港に到着し,再会を喜びました。UBCの学生達は8月3日まで東京に滞在し、附属病院の見学、鎌倉や浅草などの観光を行いました。3日に新幹線で新潟に移動しました。新潟では大学を見学し、新潟祭りの民謡流しと市民御輿に参加しました。そして10日にカナダへ帰国しました。

今回の交換留学により,我々は大変貴重な経験をすることができました。学生達は今回の経験を基に、将来、国際性が豊かで視野の広い歯科医師になると思います。姉妹校交換学生プログラム実施にご尽力いただき,貴重な機会を与えて下さいました関係各位に心より御礼を申し上げます。

生理学講座 佐藤義英

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大谷先生の診療所にて

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UBC歯学部付属病院にて

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スタンレーパークのトーテムポールの前で

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カピラノ川にて

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UBC歯学部長 Shuler教授
国際交流関係の先生方及びUBCの学生たちと