小児歯科
小児の口腔内(口の中)は生活習慣や先天異常により、むし歯や歯肉炎、歯のケガ、歯列不正(悪い歯並び)など多種多様です。これらの病気や異常は成長発育過程にある小児時代に適切な対応がなされないと、将来的に不健康なアゴ、歯並び、歯周組織そして口腔の働きを持つ成人になる可能性が高くなります。
所属構成員等
准教授/三瓶伸也 博士(歯学) (科長)、三瓶素子 博士(歯学)
講 師/北澤裕美 博士(歯学)
専門研修医/瀧 桃
臨床准教授/上津誠司、小島功嗣、鈴木広幸、松井大介
臨床講師/赤坂明子、荒井千鶴、本間裕章
当小児歯科では専門の知識と技術を持った診療スタッフが、小児の口腔内の病気や異常の予防、成長発育を考慮した治療、さらに健康を維持・増進させるために必要な歯科保健指導を個人個人に合った方法で行っています。
特徴
診療にあたり、歯科治療に対し恐怖心や不安を抱いている小児には、安心して歯科治療が受けられるようにトレーニングシステムを取り入れています(詳しくは、診療科のご案内をご覧下さい)。また当小児歯科は全国の大学病院でも珍しく、矯正歯科と診療室を共有しています。矯正歯科とのコミュニケーションを密にとり、小児から成人、そして高齢者に至るまでの歯列不正の診察・診断・治療が行える診療体制が整備されています。
学生教育、研修歯科医指導等
将来を見据えた小児歯科医療の発展と向上のためには、学生教育の充実は必須です。小児歯科では講義や実習を通じ、歯科医師として小児の歯科診療に携わる上で必要な学問的・技術的指導はもちろん、心理学や行動科学などの理論と方法を教育しています。さらに当小児歯科は日本小児歯科学会認定の卒後研修施設であり、研修医や小児歯科医を志す人材の育成に力を注ぎ、これまで多数の学会認定医・専門医を輩出してきました。現在、当小児歯科では、2名の専門医指導医、2名の専門医が診療を行っています。
その他
今後も診療スタッフ一同、小児へより良い歯科医療を提供するために、さらなる知識と技術の習得を目指し、小児の顎・顔面・口腔形態機能の健全な発育および口腔内の健康維持・増進に寄与するとともに、歯科医療の発展と向上のため人材育成にも尽力をつくしていきたいと考えています。また、当小児歯科では、保育園、幼稚園の歯科健診など、地域医療への貢献に積極的に取り組んでいます。