衛生学講座
所属構成員等
教 授/小松﨑 明 博士(歯学)*1,2,3
准教授/鴨田剛司 博士(歯学)*2、小野幸絵 博士(歯学)*2,3
非常勤講師/黒川 泉、小松﨑 豊、伊井久貴
事務職員/三上克美
(*1日本口腔衛生学会指導医、*2日本口腔衛生学会専門医、*3日本歯科医療管理学会認定医)
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研究テーマ
地域住民、行政などの協力を得て、以下の研究を関係研究者と協同で進めている。
- 国家統計結果を活用した口腔保健行動に関する研究
- NIRS(近赤外分光法)を用いた顎口腔系機能の評価に関する研究
- 地域口腔保健活動の効果的実施方法の開発と評価に関する研究
- 地域口腔保健の基盤となるデータベースの構築に関する研究
- 質の高い生活に関与する口腔機能に関する研究
- 地域住民と医療機関の関係性に関する研究
学生教育
歯科医療人としての知識技術だけでなく態度行動の習得と豊かな人間性形成を目指して、新潟生命歯学部1~6年、新潟短期大学1~3年、大学院の教育に携わっている。
その他
講座の特色
新潟生命歯学部では唯一の社会系歯学講座として、研究・教育・社会活動をバランスよく展開し、臨床系の予防歯科学の領域の教育や研修も担当している。地方の歯科大学の重要な使命である地域貢献活動の最前線に立ち、行政や歯科医師会、保健・福祉関係者など幅広い連携を維持し、住民のQOLの向上を目標に掲げた活動を展開している。
また、当講座には一般社団法人日本口腔衛生学会が認定する歯科公衆衛生専門医研修プログラムが設置されている。これから歯科公衆衛生専門医を目指す先生を対象とし、公衆衛生に関する基本的な項目を学ぶとともに、臨床における研修を行い専門医取得に必要な知識と技術を身につけることを目標としている。
研究面では、厚労省が行う国家統計の結果などを活用し、疫学的エビデンスの構築に寄与すべく活動している。また、科研費を活用して新技術の歯科領域への適用を模索し、臨床的にも有用な口腔保健指標の立案など基礎データの収集にも当たり、小児から高齢者までの全ライフステージに効果的な口腔保健対策、歯科疾患予防対策を立案している。
時代に「強い歯科医師」の養成を講座の教育の目標に掲げ、1年生から6年生までの全学年での教育を担当し、学生の可能性を最大限に引き出すよう、全所属員が取り組んでいる。
講座への連絡
kamoda-t@ngt.ndu.ac.jp(鴨田)
衛生学講座 研究年報
2012年
小松﨑 明,小野 幸絵 ほか: 社会的ひきこもり者の歯科保健医療に関する検討 -ひきこもり者に対する質問紙調査の結果から-.口腔衛生学会雑誌2013; 63(1): 21-27.
小野 幸絵、小松﨑 明 ほか:介護保険施設入所要介護者の食事状況と全身ならびに口腔状態との関連性について.日本歯科医療管理学会雑誌2013; 47(4): 252-256.
小松﨑 明,小野 幸絵 ほか:新潟、富山,山形県下での歯科診療ホームページの活用状況に関する検討.日本歯科医療管理学会雑誌2013; 47(4): 257-262.
小松﨑 明:[歯科界の潮流]『歯科口腔保健法』歯科口腔保健の推進に関する法律の概要-その目的と歯科界の使命-,歯学,100秋季特集号:4-8,2012.
小松﨑 明,小野 幸絵 ほか:市民との近接性向上を目的とした社会実験バス運行,新潟市大学連携研究事業「超高齢社会への対応」高齢者の徒歩及び公共交通利用から導かれる外出行動と健康との関連調査研究及び実証事業 平成24年度研究成果報告書,4-10,2013.
小野 幸絵,小松﨑 明 ほか:福祉会館利用高齢者の口腔状況と外出習慣との関連性について,新潟市大学連携研究事業「超高齢社会への対応」高齢者の徒歩及び公共交通利用から導かれる外出行動と健康との関連調査研究及び実証事業 平成24年度研究成果報告書,11-16,2013.
2013年
Komatsuzaki A, Komatsu Y, Ono S, Tanaka S. Risk factors for caries of permanent Teeth in Japanese infants: A cohort study. Journal of Dental Health 2013;63(5):436-443.
Endo T, Komatsuzaki A, Kurokawa H, Tanaka S, Kobayashi Y, Kojima K. A two-colored chewing gum test for assessing masticatory performance: a preliminary study. Odontology 2014;102:68-75. doi 10.1007/s10266-012-0089-7.
小松﨑 明,小野幸絵ほか.歯科診療所ホームページの活用状況に関する検討 -第2報 東京都での調査結果-.日本歯科医療管理学会雑誌2014;48(4):256-261.
小野幸絵,小松﨑 明ほか.郵送法調査による歯科診療所ホームページの開設状況に関する検討 -ホームページの機能および内容に関して-.日本歯科医療管理学会雑誌2014;48(4):262-267.
小野幸絵、小松﨑 明ほか.福祉会館利用高齢者の口腔状況と外出習慣との関連性について.○日本歯科医療管理学会雑誌2013;48(2):134-139.
中川 綾,小野幸絵,小松﨑 明ほか:社会的ひきこもり者の歯科受診症例 -歯科受診がひきこもりの改善に寄与する可能性について-,口腔衛生学会雑誌,64(1):27-33,2014.
2014年
【著 書】
松久保 隆,八重垣 健,前野正夫,那須郁夫,小松﨑 明,杉原直樹 監修:口腔衛生学 2014,一世出版,東京,2014.
【原 著】
Endo T, Ishida R, Komatsuzaki A, Sanpei S, Tanaka S, Sekimoto T. Effects of long-term repeated topical fluoride applications and adhesion promoter on shearbond strengths of orthodontic brackets. Eur J Dent. 2014;8:431-436.
小野幸絵,小松﨑 明,鴨田剛司,田中聖至,藤井一維,小松﨑 豊:学校歯科健康診断の未受診率と学校歯科保健活動の実施状況との関連性について,日本歯科医療管理学会雑誌,49:210-214,2015
鴨田剛司,小野幸絵,小松﨑 明,田中 彰,黒川裕臣,江面 晃,島田路征,白野美和,田中聖至:市町村と連携した地域歯科保健フィールド実習に関する検討,日本歯科医療管理学会雑誌,49:215-221,2015.
【総説・解説】
小松﨑 明:健康投資への転換(巻頭言),口腔衛生学会雑誌,64:327,2014.
【報告・紀要】
小松﨑 明:新潟市生涯歯科保健計画(第4次) 歯ッピーにいがた21,新潟市歯科保健推進会議委員として分担,新潟市保健衛生部保健所健康増進課編集,2014.
鴨田剛司,小松﨑 明,小野幸絵:新潟県歯科医師会 障害者歯科健診事業 平成22年度調査結果報告書,新潟県歯科医師会 障害者歯科健診事業,2014.
鴨田剛司,小松﨑 明,小野幸絵:新潟県歯科医師会 障害者歯科健診事業 平成23年度調査結果報告書,新潟県歯科医師会 障害者歯科健診事業,2014.
小松﨑 明:標準的な成人歯科健診プログラム・保健指導マニュアル「生活歯援プログラム」について Part5,新歯界,第741号:27-29,2014.
2015年
【著 書】
松久保 隆, 八重垣 健, 前野正夫, 那須郁夫, 小松﨑 明, 杉原直樹 監修 (共著) : 口腔衛生学 2016. 1版, 一世出版, 東京, 2016. ISBN 978-4-87078-181-8.
【原 著】
Ishkitiev N, Yaegaki K, Imai T, Tanaka T, Fushimi N, Mitev V, Ono S (9th) (10 authors). Novel management of acute or secondary biliary liver conditions using hepatically differentiated human dental pulp cells. ☆◎Tissue Eng Part A. 2015; 21: 586-593. doi : 10.1089/ten.tea.2014.0162.
小松﨑 豊, 小松﨑 明, 小野幸絵. 手帳型管理法による幼児期の集団的口腔管理方法の検討. ◯日医療管理誌. 2015; 50: 60-65.
2016年
【著 書】
1) 小松﨑 明 (編集) : 口腔衛生学. 中原 泉, 藤井一維編集代表 : 常用歯科辞典. 4版, 医歯薬出版, 東京, 2016. ISBN 978-4-263-45790-0.
小松﨑 明 (分担) : 乳幼児の口腔保健. 安井利一, 宮﨑秀夫, 鶴本明久, 川口陽子, 山下喜久, 廣瀬公治編 : 口腔保健・予防歯科学. 1版, 医歯薬出版, 東京, 2017, 210-218. ISBN 978-4-263-45802-0.
【原 著】
小野幸絵, 白野美和, 小松﨑 明, 江面 晃, 鴨田剛司. 介護保険施設における歯科医師, 歯科衛生士の従事状況に関する検討. ◯日医療管理誌. 2016; 51: 96-102.
2017年
【原 著】
小野幸絵, 小松﨑 明, 藤井一維, 鴨田剛司. 症状の認識と生活状況との関連性について -平成22年国民生活基礎調査匿名データによる検討-. ◯日医療管理誌. 2017; 52: 108-114.
小野幸絵, 小松﨑 明, 田中聖至. 平成22年度国民生活基礎調査匿名データから得た小児期の自覚症状および通院状況に関する分析. ◯小児歯誌. 2018; 56: 56-64.
2018年
【著 書】
1) 小松﨑 明 (分担・監修) : 第4章 5 病原微生物. 松久保 隆, 八重垣 健, 前野正夫, 那須郁夫, 小松﨑 明, 杉原直樹, 福田雅臣, 川戸貴行 監修 : 口腔衛生学 2018. 1版, 一世出版, 東京, 2018, 129-131. ISBN 978-4-87078-185-6.
【原 著】
小野幸絵, 小松﨑 明, 藤井一維, 江面 晃, 鴨田剛司, 二宮一智. ストレスと健康意識との関連性に関する研究 -平成22年度国民生活基礎調査匿名データからの分析-. ◯日医療管理誌. 2019; 53: 217-225.
2019年
2020年
2021年
2022年
外部研究費
2013年
日本学術振興会科研費,基盤研究C一般(新規),2013~2015,携帯型近赤外分光分折法(NIRS)により顎口腔サルコぺニアの前兆的変化を把握する,小松﨑 明(代表者)
日本学術振興会科研費,若手研究B(新規),2013~2015,近赤外分光法(NIRS)を用いた顎口腔サルコぺニアの評価法,小野幸絵(代表者)
2014年
日本学術振興会科研費,基盤研究C一般(継続),2013~2015,携帯型近赤外分光分折法(NIRS)により顎口腔サルコぺニアの前兆的変化を把握する,小松﨑 明(代表者),520,000円.
日本学術振興会科研費,若手研究B(継続),2013~2015,近赤外分光法(NIRS)を用いた顎口腔サルコぺニアの評価法,小野幸絵(代表者),520,000円.