解剖学第1講座
所属構成員等
教授/影山幾男 博士(医学)
准教授/鳥海拓 博士(歯学)
講師/河上淳一 博士(医学)、吉岡望 博士(理学)
客員教授/島田和幸、小島龍平、網干博文
非常勤講師/浅見知市郎、小林圭一、村上和也、野中幸治、村山敏明、稲富道知、澤口正俊、時田幸之輔、長谷川雅子、小林千紘、前田信吾、宮脇佳子、姉帯沙織、坂本雅貴、奈良貴史、姉帯飛高、小林一広
技術職員/小杉真登
事務職員/和久井秀子(併任)
解剖学第1講座の心得
解剖学第1講座の合言葉は「ヒトに役立つ形態学」である。形態学とは帰納法的学問で、単なる暗記の学問でない。 我々は主にヒトの形態学的所見を正確に捉え、その際生じた疑問点について仮説を立て、発生学的比較解剖学的な情報、または実験によって法則性を発見する研究を行っている。 特に、我々の研究成果が人の為に役立つ事が大切と考える。
- 常に、楽しんで研究できる環境づくりに努力する。
- 半ばは自己の幸せを、半ばは組織の幸せを考える(自利利他)
- 研究はすべて自分の決心で行う。(やらされていると思うな)
- 継続性、組織性、合理性の習慣をつける
研究テーマ
- 頭頸部における臨床解剖学
- 各種脊椎動物の舌及び口腔粘膜の微細構造に関する比較形態学的研究
- 頭頸部における臨床解剖学
- 幹細胞を利用した組織再生
- モデル動物を用いた神経筋疾患の病態機序の研究
- 解剖学的形態の差が運動力学に及ぼす影響(肉眼解剖と骨格筋シミュレーションを用いた研究)
- 一次救命処置(BLS)教育
学生教育
1学年前期の人類学の講義から始まり、2学年には口腔解剖学、解剖学、顎口腔運動制御学、唾液と唾液腺の講義を担当する。実習では、2学年前期の口腔解剖学実習において、頭蓋のスケッチ、口腔の観察を指導する。2学年の後期には約30回の長期に亘る肉眼解剖学実習を担当する。解剖学実習は献体者の最後のボランティア行為として提供され、歯学部学生は、実習によって医の道を問われることになる。歯学生は、ご遺体を最初の患者だと考えて真摯な態度で接することを望む。新潟生命歯学部では4人で一体のご遺体を解剖させていただいている。よって常に以下の3項目を念頭に入れさせて解剖をさせている
- どんなに些細(ささい)に見えることもおろそかにしないで粘り強く解剖する。
- 正確に観察して得た根拠を持って確実な同定を行う。
- 所見を整理して総合的に判断考察する。
その他
4月後半に日本歯科大学主催の慰霊祭を行っている。その際、白菊会会員との総会も開催している。