オプトアウトとは
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、研究対象者等(患者さん等)への侵襲や介入がなく、診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究対象者等全員の方から個別に、直接同意を得る必要はありません。しかし、研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。
研究の実施にあたっては、患者さんのプライバシーや人権が守られるよう、最新の注意を払って実施します。研究への協力を希望されない場合には、新潟病院 院務部までお問い合わせください。なお、研究への不参加を申し出られた場合でも、以後の診療において何ら不利益を受けることはありません。
2020年に日本歯科大学新潟病院で実施された研究
課題名 | SARS-COV2 感染鍵受容体 ACE2 の口腔を中心とした組織内局在に関する形態学的緊急研究 |
対象者 | 2010年以前に当院で治療のため病理診断を受けられていた患者様 |
対象情報、検体等 | 手術・検査等で採取した病理診断用組織ブロック 個人を識別・特定する情報を除く診療情報(詳細:年齢、性別、診断名) (※匿名化し、個人の特定ができない状態にいたします) |
終了予定日 | 2021年3月31日 |
主任研究者 | 吉村 建 |