オプトアウトとは
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施します。臨床研究のうち、研究対象者等(患者さん等)への侵襲や介入がなく、診療情報等の情報のみを用いた研究や、余った検体のみを用いるような研究については、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究対象者等全員の方から個別に、直接同意を得る必要はありません。しかし、研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。
研究の実施にあたっては、患者さんのプライバシーや人権が守られるよう、最新の注意を払って実施します。研究への協力を希望されない場合には、新潟病院 院務部までお問い合わせください。なお、研究への不参加を申し出られた場合でも、以後の診療において何ら不利益を受けることはありません。
2023年に日本歯科大学新潟病院で実施された研究
課題名 | 歯科入院患者の低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲスチン 配合薬(OC・LEP)の持参状況調査、歯科治療の対応および治療にお ける影響調査 |
対象者 | 2018年5月〜2023年7月に当院で入院加療を行った低用量経口避妊薬 、低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(OC・LEP)および類似 薬を服用、服用をされていた患者さん |
対象情報、検体等 | 電子カルテ情報の診療録、看護記録、服用指導記録 (研究用情報は、個人情報を全て削除したデータで実施 |
終了予定日 | 2025年6月30日 |
主任研究者 | 竹野 敏彦 |
2024年に日本歯科大学新潟病院で実施された研究
課題名 | 過去5年間における90歳以上超高齢者入院患者の臨床統計的検討 |
対象者 | 2018年1月〜2022年12月に当院で入院加療を行った90歳以上の患者様 |
対象情報、検体等 | 電子カルテ内の患者データから、年齢、性別、入院時疾患名、既往歴、 手術症例における麻酔法、入院日数、転倒・転落の有無 (※匿名化し、個人の特定ができないようにします。) |
終了予定日 | 2024年3月31日 |
主任研究者 | 赤柴 竜 |